鳩による被害
鳥のフンには強い酸性の尿酸が含まれているため、建物への腐食やシミ、塗料が剥れる原因と
なります。
フンに直接触れたり、空気中に飛散したフンを含んだ埃を吸ったりすることで、フンに繁殖
するサルモネラ菌などが体内に入り込み健康被害をもたらします。鳥に寄生するダニなども
怖い存在です。
巣には寄生虫 ( ダニ・シラミ・ハエ類 ) が多い。
フンで汚れた建物住居では、潜在顧客を失う事もあり、倉庫や工場では製品のフン害も
経済損失と共に大 きな企業イメージダウンに繋がりかねません。
![]()
![]()
![]()
鳩のフンに潜む病原菌
クリプトコッカス病 【 Cryptococcosis 】
●人の症状:
肺クリプトコッカス症 →発熱 ( 軽度 ) 、胸痛
クリプトコッカス髄膜炎 →中枢神経症状、死亡
クリプトコッカス菌は、蓄積したハトの糞の中で増殖すると乾燥したハトの糞と共に舞上がり、
ヒトの肺の中にクリプトコッカス菌がとりこまれます。
免疫力が低下した人が、日和見感染症的にクリプトコッカス菌に高率に感染した場合、
中枢神経に病変をつくり、しばしば致死的になることもあるといわれています。
●予防 :
体力、免疫力の低下した人は、ハトの近くに近寄らない。このような患者さんが入院している
ような病院の近くでは、ハトが寄らないよう、エサをあげたりしない。
平和なイメージなハトも、免疫力の低下した人にとっては、命取りになることに関係している
ということも知っておきましょう。
オウム病 【 Psittacosis 】
●人の症状:発熱、咳、肺炎、筋肉痛
●感染経路 :飛沫、経口感染
オウム病の病原体オウム病クラミジアを持ってる鳩が飛来すると、菌を糞便に混じって排泄
します。その糞便が原因となって、感染する可能性があります。
このようにヒトは、オウム病に感染しているトリの排泄物から、病原体のオウム病クラミジア
を吸うことによって感染しますが、餌を口移しで与えやり、またトリに咬まれて感染すること
も希にあります。オウム病は成人が発症することが多く、子供への感染は比較的少ないと
言われています。
ヒトが感染した場合、 1~ 2週間の後、突然の発熱と咳がでて、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、
関節痛などインフルエンザに似た症状が起きます。こじらすと呼吸困難、重症肺炎、髄膜炎
をおこして、死に至ることもあります。
日本では全国 5地区で調査が行われ 15%~ 53%(平均 32%)のハトに過去に感染した
形跡がありました。ハトは広い範囲で行動し、不特定多数のヒトに接する可能性があります
ので、今後注意が必要と言われています。
その他
●バクテリアによるもの:パラチフス、ビブリオ病、リステリア症
●カビによるもの :ヒストプラズマ症、カンジダ症、肉胞子虫症、プラストミセス症
●ウイルスによるもの :脳炎、骨髄炎、ニューカッスル病、セントルイス脳炎、
鳥インフルエンザ
鳩の生態
●産卵数は 2個、通常繁殖回数は年 2回~ 4回程度だが、市街地などの餌の豊富なところでは、
年5回~6回以上で、冬でも繁殖している。
●抱卵日数 15~ 16日、巣立ちまで 15~ 16日と、産卵から巣立ちまで約 1ヶ月強と非常に
繁殖力旺盛。
●帰巣本能 は、営巣→抱卵→育雛 により更 に強力 と なり、これを繰り返したベランダなど
に営巣するハトは、半端な対策では効果が無く、異常な執着で巣に帰ろうとする。
●市街地で生活をするハトは、身近に餌や水が豊富にあるため、旺盛な食欲を充分に満たし、
それに伴い繁殖力も増加、加えて排泄するフンの量も多く、帰巣本能の強烈さと相俟って
執拗さは想像を絶するものがあります。これが 「羽根の生えたネズミ」 と言われる所以
です。






